mRNAワクチン ー イミテーションゴールド
新型コロナウイルス感染症に対する切り札としてmRNAワクチンは華々しく登場した。欧米各国では競うようにワクチン接種が開始された。わが国では日本人で追加の臨床試験を行ったためワクチンの認可が遅れ、欧米から約2か月遅れでワクチン接種が開始された。mRNAワクチンは新型コロナウイルスの表面にあるスパイク蛋白質の遺伝子(mRNA)を筋肉に注射することで、スパイク蛋白質を筋肉細胞表面に発現させて体内に抗体を作らせるワクチンである。しかし、スパイク蛋白質自体が内皮障害、血栓形成などの副作用をもたらす可能性が報告されている。さらに、繰り返すワクチン接種で免疫を抑制する免疫グロブリンIgG4が増加し、かえってコロナに罹りやすくなることが明らかになってきた。副作用や効果への疑問から欧米では3回目以降のワクチン接種は進まなかったが、情報鎖国のわが国だけが追加接種を伸ばしていた。しかし、新型コロナが弱毒化したオミクロン系統となったことでワクチン接種希望者が減少したことや、心筋炎、血栓症などの副作用が懸念され、今年になってからわが国のワクチン接種は伸び悩んでいる。厚労省は2兆4000億円を投じて国内で想定される接種回数を大幅に上回る8億8200万回分の新型コロナワクチンを購入したが、期限切れによるワクチンの大量廃棄が危惧されている。さらに、欧米では新型コロナワクチン訴訟が始まっている。コロナ禍で脚光を浴びたmRNAワクチンの幕引きがワクチン禍とならないことを祈りたい。
mRNAワクチン反復接種で誘導されるIgG4抗体は免疫系を抑制する
mRNAワクチンの繰り返し接種で免疫を抑制する免疫グロブリンIgG4が増えることを示した論文が発表された。
mRNAワクチンは打てば打つほど超過死亡が増える可能性があることが示唆された。
英国データでは3回接種済みは未接種より死亡者が増加。
ヨーロッパ31か国データでは接種率が1%上がると超過死亡が0.105%増える。
mRNAワクチンがIgG4を誘発し免疫寛容を起こし感染しやすくなる。
高齢者は免疫抑制で持病が悪化し、感染症、自己免疫疾患、癌が増加する。
病原性の低いオミクロン亜種であっても、併存疾患や免疫不全のある人においては、大きな被害をもたらし、死に至る可能性がある。
IgG4 Antibodies Induced by Repeated Vaccination May Generate Immune Tolerance to the SARS-CoV-2 Spike Protein (Vaccines:2023.5.17)(Impact Factor: 4.961)
https://ourworldindata.org/coronavirus
わが国はコロナワクチンを何時まで打つ続けるのだろうか?
新型コロナウイルス感染症は弱毒性のオミクロン系統となり副作用のあるmRNAワクチンを打ち続けるメリットが乏しい。
さらにmRNAワクチンは打てば打つほど免疫が抑制されコロナに罹りやすくなるならば有害無益である。
Effectiveness of the Coronavirus Disease 2019 Bivalent Vaccine
Open Forum Infectious Diseases 2023.4.19 (Impact Factor: 4.433)
現在新型コロナウイルスはXBB系統が86%となっている。
令和5年春のワクチンはBA.4-5対応でXBB.1系統には効果が乏しいことが厚労省のワクチン分科会で発表されている。
この春のコロナワクチン接種は在庫処理となる。なお、秋の接種ではXBB.1系統のワクチンを採用する予定とされている。
新型コロナワクチンの接種について
第47回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会:2023(令和5)年6月16日